からだのしくみ -その2-
前回のからだのお話は江戸時代のことでした。今回は明治以降のこと。明治に入り教育制度が整い、明治40年ごろには小学校で体の仕組みを教えだしました。やっと理科教育が普及してきました。
同じころ、医療にとって外国で大きな3つの進歩がありました。
1つは基礎的な医学の発展。顕微鏡で細胞を観察し、病気の原因を探ります。1900年までにほとんどの病気が判ってきました。
2つ目はX線の発見。レントゲンは第1回ノーベル賞を受賞しました。
そして最後の3つ目は麻酔の発見で、手術が大幅に進化したこと。それまでは死ぬような痛みに耐えての手術でした。病気が研究され、確かな診断ができ、安心して手術が受けられる、夢のような20世紀の幕開きです。
同じころ、医療にとって外国で大きな3つの進歩がありました。
1つは基礎的な医学の発展。顕微鏡で細胞を観察し、病気の原因を探ります。1900年までにほとんどの病気が判ってきました。
2つ目はX線の発見。レントゲンは第1回ノーベル賞を受賞しました。
そして最後の3つ目は麻酔の発見で、手術が大幅に進化したこと。それまでは死ぬような痛みに耐えての手術でした。病気が研究され、確かな診断ができ、安心して手術が受けられる、夢のような20世紀の幕開きです。
それから100年。現在の医療はすごいスピードで進化、細分化しています。そんな中、注目すべき変化も起こっています。ヒトの体はそれぞれの臓器が別々に動いているのではなく、お互いに連携しあって一つのからだを支えているという考え方が静かに広がっています。
- 外島彩
JA福島さくらきらら歯科医院院長として勤務しています。