特集

 食養生コラム 第15回

お口とからだ、イキイキと! きらら歯科の外島先生が連載する、食養生コラム。

からだのしくみ -その5-

家庭でのライフスタイルの中で、今回は睡眠について考えてみましょう。

睡眠には「睡眠習慣」と「睡眠障害」の二つの問題があります。

睡眠習慣では睡眠不足や不定期睡眠による体内時計の変調などが問題です。一方、睡眠障害では睡眠時無呼吸症候群や不眠症などの問題があります。

慢性的な睡眠不足は意欲低下・記憶力減退などを引き起こし、ホルモン分泌や自律神経にも大きな影響を及ぼします。また糖尿病や心筋梗塞、狭心症などの生活習慣病に罹りやすいことが明らかになっています。 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中の呼吸停止により低酸素血症、交感神経緊張(血管収縮)、代謝異常などを誘発し、5~10年後には高血圧・心不全・虚血性心疾患・脳血管障害などの生活習慣病に罹りやすくなります。

日々の生活の中で睡眠時間はともすれば犠牲になりがちです。しかし睡眠という休養はとても大事。自ら良い睡眠習慣をつけることと、それにも増して子供たちへの正しい睡眠の習慣づけは大人の義務です。
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