特集

食養生コラム 第16回

お口とからだ、イキイキと! きらら歯科の外島先生が連載する、食養生コラム。

食べ物のこと -その6-

沖縄の食習慣の変化にはビックリさせられましたが、日本全体ではどうなのでしょう。

今から50年ほど前、昭和40年と今の食生活を比較して明らかに変わったもの。一つは肉の消費量が3倍に。もう一つはお米の消費量が1/2に。エネルギー摂取を、タンパク質、脂肪、炭水化物にわけると、昭和40年より、脂肪が1.6倍に増え、その分炭水化物が減少。このような統計結果から、食生活の欧米化により生活習慣病が増加したと言われています。

しかし沖縄と同じように平均寿命が短くなったのでしょうか。戦後間もないころの栄養状態が悪い頃に比べ、食生活は格段に改善され、日本人の体格は大きくなり、抵抗力は増加しました。それと相まって医療技術の進歩により平均寿命は今年も延びています。

それでは食習慣はこのままでいい?

ここで見落としてはならない大切なことがあります。健康で生活できる健康寿命、これは平均寿命より10年ほど短いのです。この健康寿命を延ばすためにしっかりとした食習慣が大事になってきます。
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