特集

食養生コラム 第12回

お口とからだ、イキイキと! きらら歯科の外島先生が連載する、食養生コラム。

からだのしくみ -その4-

昭和30年頃から「成人病」が問題になり、平成9年には、脳血管障害、がん、心疾患、糖尿病などの成人病の原因が、長年の生活習慣であることが判明。食事、運動、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣の改善が課題に。平成18年の日本人の死因は、がん30%、心疾患16%、脳血管疾患12%、肺炎10%。7割近い方たちが生活習慣病で亡くなっています。

「ではよい習慣を」と簡単なことでもありません。食事や休養という習慣は、生まれたときからその家庭で育まれたものです。母乳を与えないと吸引力が不足し呼吸を口でするようになったり、赤ちゃんに寝る前にミルクを飲ませる習慣は大人になっての夜食を助長したり。口呼吸は免疫力の低下を引き起こし、夜食は肥満の最大の原因です。
      
私たちの体は新陳代謝を繰り返しています。食事で新たなエネルギーを補充し、体の老廃物は排泄します。この2つがスムーズに行われれば健康でいられる確立がグッと高まります。食事は何をどのように食べるかについて正しい方法があるようです。老廃物排泄には、血液、リンパ、肝臓、腎臓などの機能とともに、正しい水分補給が大切です。

家庭での生活スタイルがその親子の将来に深く関わっています。規則正しい生活を目指しましょう。    
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