特集

食養生コラム 第2回

お口とからだ、イキイキと! きらら歯科の外島先生が連載する、食養生コラム。

お口のはたらき

「お口」と聞くとすぐに思い浮かべるのが「歯」です。人のからだにはいろいろな特徴を持った器官があります。その中でも歯はとっても目立っています。

その歯に隠れているのが、ベロ(舌)やほっぺ(頬)、くちびる、上あご、のど等。事によると、それらのほうが歯よりも大切な働きをしていることも…。

赤ちゃんは生まれて真っ先にやらなければならない仕事があります。「オギャー」と産声をあげること?
その前に、肺の中や口の中に溜まっている「羊水」を吐き出すことです。
(羊水→お母さんのお腹の中で赤ちゃんを包んでいる液体)

へその緒から酸素や栄養をもらっていた「水中生物」が初めて酸素を吸い込み「陸上生物」の仲間入りです。
via

最近、高齢者の誤嚥性肺炎が取り沙汰されていますが、生まれて最初に動かすのがこの「のど」の反射です。
食べ物を飲み込むのも、息をするのも、声をだすのも、全ては「のど」の働きによるものです。