特集

食養生コラム 第3回

お口とからだ、イキイキと! きらら歯科の外島先生が連載する、食養生コラム。

からだのしくみ

体に起こる「生老病死」は大昔から人類を悩ませてきました。少しでも健康で長生きしたい、誰もがそう願います。人間の「体と心」についての関心が尽きないのもこのためです。

古代、ヒトのからだには霊が宿るとか、4種類の体液でできているとか、いろいろな妄想がありました。ギリシャ、ローマ、ペルシャの時代、戦争と飢餓に覆われた結果、けが人や病人を治療する技術が広まっていきます。しかしまだ中世暗黒時代、迷信と占いが中心です。

16世紀に入りいろいろな技術や芸術が花開きます。からだの中の血液も循環していることがようやく分かってきました。この頃になると人体解剖も盛んに行われ、ヒトの体の中にはいろいろな臓器があることも分かってきます。
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日本はちょうど江戸時代。オランダ貿易で新しい医学が入ってきますが、庶民には高嶺の花。病気に罹ると死ぬことも覚悟しなければならない時代です。どうにか元気で暮らせるように、「養生訓」のような健康本が大ヒットします。