6月は「食育月間」
毎月19日は「食育の日」で、毎年6月は「食育月間」の日と決められています。なぜ、食育が大切なのでしょうか?また、なぜここまでしっかりと国や地方公共団体が力を入れているのでしょうか?
「食」は生涯にわたり、健康で豊かな心と体を育てるための基礎となるものです。「食」をめぐる環境の変化と生活習慣の乱れからくる生活習慣有病者の増加や朝食欠食孤食、高齢者の栄養不足、日本型食生活、伝統的食文化の衰退、食料自給率の低迷など様々な問題が発生している現状、子どもたちが健全な心と身体をつちかい未来や国際社会に向けて、大きく羽ばたくことが出来るようにするのが大切なのではないでしょうか。
そのためにもたくさんの経験を通じて「食」に関する知識と、「食」を選択する力を習得する「食育」が大切です。また、子どもから成人、高齢者に至るまで食育を推進させる必要があると考えられます。特に20歳から40歳代の若い世代は、食に関する知識や実践状況等の面でも、他の世代よりも課題が多く、また、これから親になる世代でもありますので、「食」に関する知識を高め心身ともに健康を増進してほしいと思います。
以前にも掲載させていただきましたが、改めてもう一度「食育」について考えてみてください。そして出来る事からチャレンジしてください。
① 家族や友人と楽しく食卓を囲む
② 自分の食事をチェックしてバランスに気を付けよう
③ 一日3食きちんと食べる習慣を身に付けよう
④ 「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶をしよう
⑤ 食材の選び方を身に付けよう
以上の様な簡単なことから「食育月間」を機会に健康な生活基礎を築くことに取り組んでください。
「食」は生涯にわたり、健康で豊かな心と体を育てるための基礎となるものです。「食」をめぐる環境の変化と生活習慣の乱れからくる生活習慣有病者の増加や朝食欠食孤食、高齢者の栄養不足、日本型食生活、伝統的食文化の衰退、食料自給率の低迷など様々な問題が発生している現状、子どもたちが健全な心と身体をつちかい未来や国際社会に向けて、大きく羽ばたくことが出来るようにするのが大切なのではないでしょうか。
そのためにもたくさんの経験を通じて「食」に関する知識と、「食」を選択する力を習得する「食育」が大切です。また、子どもから成人、高齢者に至るまで食育を推進させる必要があると考えられます。特に20歳から40歳代の若い世代は、食に関する知識や実践状況等の面でも、他の世代よりも課題が多く、また、これから親になる世代でもありますので、「食」に関する知識を高め心身ともに健康を増進してほしいと思います。
以前にも掲載させていただきましたが、改めてもう一度「食育」について考えてみてください。そして出来る事からチャレンジしてください。
① 家族や友人と楽しく食卓を囲む
② 自分の食事をチェックしてバランスに気を付けよう
③ 一日3食きちんと食べる習慣を身に付けよう
④ 「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶をしよう
⑤ 食材の選び方を身に付けよう
以上の様な簡単なことから「食育月間」を機会に健康な生活基礎を築くことに取り組んでください。
6月は(水無月)
この時季、雨がたくさん降る梅雨なのに「水の無い月」って変な感じですね。調べてみたら「水無月」「無」は「の」を意味する言葉で連体助詞であるので「水の月」ということになるそうです。
田植えが終わり田んぼには水を張る必要があることから、水の月と呼ばれるようになったそうです。この時季皆さんにとってはとても多忙月だと思いますので、くれぐれも身体に気を付けてこれから来る夏の季節に備えてください。
6月にはミネラルやビタミンが豊富な夏野菜が美味しくなる季節ですね。間もなくやってくる本格的な夏に備え滋養ある食材を食べて体調管理を整えておきたいものです。
今回はこの時季の旬の食材によくある「食べ合わせ」で気を付けたい代表例を紹介させて頂きます。
①「トマト+きゅうり」の食べ合わせ
「えっ」うそでしょう?と思いますよね。普通によく食べている組み合わせですからね。ところが栄養価でビタミンCを豊富に含むトマトですが、きゅうりに含まれている酵素がトマトの栄養素を酸化させてしまっているのです。しかし、ある食品を加えると抑制する効果的な物があるのです。それは「酢」です。トマト・きゅうりサラダに酢が入っているドレッシングをかけることで酵素の働きを抑える事ができるそうです。
②「大根+しらす」の食べ合わせ
旬の野菜ではありませんが、これもまた「えっ」ですよね。食欲がなく、あっさりとしたものが食べたいときとか、晩酌のおつまみにとしても食べている方が多いと思いますが、実はこれだけでは相性は悪いのです。しらすには、体の成長や疲労回復の役割に重要な栄養素のリジンが含まれていてます。リジンは体内でつくる事ができず食材から摂るしかありません。しかし、大根に含まれているリジンインヒビターの成分がリジンの吸収を邪魔してしまうのです。
この食べ合わせにも力を発揮してくれるのが「酢」。大根おろしに酢を少量加えたり、食べる時にポン酢をかけたりすると食材の滋養を最大限に摂ることができるそうです。「酢」の持っている力はとてもすごいものなのです。
何気なく食べている組合せにも、酢の力で相性が良くなっている物があります。「カレーライス+ラッキョ」「お寿司+がり」「サンドウイッチ+きゅうりのピクルス」等、必ず酢の力が加わっています。食後の胃もたれや抗菌効果があり、生魚がもととなる食中毒防止の期待や、胃の働きを整え消化を促進することもあるし、きゅうりは、むくみを解消する働きもあると言われていますので最高の食材ですね。
梅雨の時季は湿度が高くなりますので、生物に気をつけ調理方法や食材の取り扱いに気を付けて食事をしてください。6月「食育月間」に食材の美味しさと食べ合わせを学んで楽しく食卓を囲んでみてはどうでしょうか。
田植えが終わり田んぼには水を張る必要があることから、水の月と呼ばれるようになったそうです。この時季皆さんにとってはとても多忙月だと思いますので、くれぐれも身体に気を付けてこれから来る夏の季節に備えてください。
6月にはミネラルやビタミンが豊富な夏野菜が美味しくなる季節ですね。間もなくやってくる本格的な夏に備え滋養ある食材を食べて体調管理を整えておきたいものです。
今回はこの時季の旬の食材によくある「食べ合わせ」で気を付けたい代表例を紹介させて頂きます。
①「トマト+きゅうり」の食べ合わせ
「えっ」うそでしょう?と思いますよね。普通によく食べている組み合わせですからね。ところが栄養価でビタミンCを豊富に含むトマトですが、きゅうりに含まれている酵素がトマトの栄養素を酸化させてしまっているのです。しかし、ある食品を加えると抑制する効果的な物があるのです。それは「酢」です。トマト・きゅうりサラダに酢が入っているドレッシングをかけることで酵素の働きを抑える事ができるそうです。
②「大根+しらす」の食べ合わせ
旬の野菜ではありませんが、これもまた「えっ」ですよね。食欲がなく、あっさりとしたものが食べたいときとか、晩酌のおつまみにとしても食べている方が多いと思いますが、実はこれだけでは相性は悪いのです。しらすには、体の成長や疲労回復の役割に重要な栄養素のリジンが含まれていてます。リジンは体内でつくる事ができず食材から摂るしかありません。しかし、大根に含まれているリジンインヒビターの成分がリジンの吸収を邪魔してしまうのです。
この食べ合わせにも力を発揮してくれるのが「酢」。大根おろしに酢を少量加えたり、食べる時にポン酢をかけたりすると食材の滋養を最大限に摂ることができるそうです。「酢」の持っている力はとてもすごいものなのです。
何気なく食べている組合せにも、酢の力で相性が良くなっている物があります。「カレーライス+ラッキョ」「お寿司+がり」「サンドウイッチ+きゅうりのピクルス」等、必ず酢の力が加わっています。食後の胃もたれや抗菌効果があり、生魚がもととなる食中毒防止の期待や、胃の働きを整え消化を促進することもあるし、きゅうりは、むくみを解消する働きもあると言われていますので最高の食材ですね。
梅雨の時季は湿度が高くなりますので、生物に気をつけ調理方法や食材の取り扱いに気を付けて食事をしてください。6月「食育月間」に食材の美味しさと食べ合わせを学んで楽しく食卓を囲んでみてはどうでしょうか。
- 松岡 正
郡山ビューホテル株式会社料理長 群馬県出身、1987年より前橋東急インホテルに勤務。1990年からフランスで1年間修行をつみ、1991年高崎ビューホテルへ勤務。2000年から郡山ビューホテルへ勤務し、2006年には現職に就任。フランス料理会の名誉とされる日本エスコフィエ協会ディシプルを受賞し、現在に至る。