インタビュー
次代を担う農業者vol.23
次代を担う農業者vol.23 今回は、双葉郡富岡町でタマネギや水稲を栽培している佐藤清隆(さとうきよたか)さんにお話を聞きました。
🌸この記事は、広報誌「さくら」4月号にも掲載しています🌸
佐藤清隆さんは双葉郡富岡町の㈱富岡アグリファームで代表取締役社長を務め、現在は設立メンバーの5人を役員に、常時雇用のアルバイト3人と役員の家族3人の計11人で、富岡町の振興作物であるタマネギ(浜の輝・ターザン)や水稲(コシヒカリ・天のつぶ)、WCS用稲(ふくひびき)を栽培しています。
佐藤さんは設立メンバーになったきっかけを
佐藤さんは設立メンバーになったきっかけを
「あんたがやらなきゃ誰がやるんだと引きずり込まれて」
と笑顔で教えてくれました。
会社立ち上げ前、東日本大震災による原発事故の影響で避難区域となっていた同町が避難解除となり、町で除草や農地の設備を行う保全管理の復興組合が出来ました。その後、組合は解散し、別の組織で保全管理をすることが求められたことから、佐藤さんら有志5人が立ち上がり、令和元年9月に同社を設立しました。
同町の営農再開を目的に、タマネギと水稲それぞれ2ヘクタールから栽培をスタートし、徐々に現在の規模まで拡大。昨年、WCS用稲の栽培を開始しました。
佐藤さんは低コスト農業を目指しており「営農再開が目的だから面積をこなさないといけない。託された土地を、作物を作って守っていかなければならない」と話します。
また、同社は町外の畜産農家と契約して堆肥を買い、その堆肥で育てたWCS用稲を買ってもらうなど資源循環型農業に取り組んでいます。
同町の営農再開を目的に、タマネギと水稲それぞれ2ヘクタールから栽培をスタートし、徐々に現在の規模まで拡大。昨年、WCS用稲の栽培を開始しました。
佐藤さんは低コスト農業を目指しており「営農再開が目的だから面積をこなさないといけない。託された土地を、作物を作って守っていかなければならない」と話します。
また、同社は町外の畜産農家と契約して堆肥を買い、その堆肥で育てたWCS用稲を買ってもらうなど資源循環型農業に取り組んでいます。
法人化のメリットは、労働力の確保や栽培規模の拡大など、今までできなかったことができる点だと佐藤さんは話します。同社は、分業して作業を行っており、佐藤さんはタマネギや水稲の育苗を担当しています。
毎年田植えが終わった後に慰労会や忘年会を開き、役員や作業を手伝ってくれるアルバイトの方との交流を大切にしています。
農業をやっていてよかったこととして「季節に沿って作物が育っていくのを見るのは楽しい。作物は間違ったとしても意外と許容範囲が広くてちゃんと育つ」と佐藤さんは話します。一方、大変なことは集出荷作業で、昨年は雨の日が多くべと病が見られたり、畑で乾かす際、気温が高く、日照りで焼けてしまい腐敗に悩まされたりと、天候との駆け引きに気を使います。
今後の展望を伺うと「最終的にはやっぱり営農再開が目標。耕作放棄地をなくしていきたい」と話してくれました。
毎年田植えが終わった後に慰労会や忘年会を開き、役員や作業を手伝ってくれるアルバイトの方との交流を大切にしています。
農業をやっていてよかったこととして「季節に沿って作物が育っていくのを見るのは楽しい。作物は間違ったとしても意外と許容範囲が広くてちゃんと育つ」と佐藤さんは話します。一方、大変なことは集出荷作業で、昨年は雨の日が多くべと病が見られたり、畑で乾かす際、気温が高く、日照りで焼けてしまい腐敗に悩まされたりと、天候との駆け引きに気を使います。
今後の展望を伺うと「最終的にはやっぱり営農再開が目標。耕作放棄地をなくしていきたい」と話してくれました。
- 企画部・人見
JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!