インタビュー
次代を担う農業者vol.19
次代を担う農業者vol.19 今回は、双葉郡葛尾村で牛や羊を飼育している吉田愛梨朱さんにお話を聞きました。
🌸この記事は、広報誌12月号にも掲載しています🌸
今年度就農し、葛尾村で牛や羊を飼育している吉田愛梨朱さん。10月に鹿児島県で開催された「第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会」では、㈱牛屋として飼育した「れんかの2」が第4区で出場を果たしました。
家族経営で牛を飼育している吉田さんは、幼い頃から牛が大好き。
この職業に就くのは自然なことだったと話します。
家族経営で牛を飼育している吉田さんは、幼い頃から牛が大好き。
この職業に就くのは自然なことだったと話します。
「牛の全部が好きだけど、触るなら顎の下が気持ちよくてお気に入りです」
と笑顔で話してくれた吉田さんは、高校を卒業して就農し、現在は働きながら日々学んでいます。
牛は言葉が話せないので状態を常によく見ること、臆病な性格なので人間に慣れるようコミュニケーションをとることが大切で、目の輝きや耳の角度を見れば、牛たちの体調の変化に気付けるそうです。
最近では鳴き声で判別できるようになってきて、牛の声を聞くために常に声掛けを欠かしません。
牛は言葉が話せないので状態を常によく見ること、臆病な性格なので人間に慣れるようコミュニケーションをとることが大切で、目の輝きや耳の角度を見れば、牛たちの体調の変化に気付けるそうです。
最近では鳴き声で判別できるようになってきて、牛の声を聞くために常に声掛けを欠かしません。
㈱牛屋では、現在葛尾村で牛を10頭、田村市の瀬川農場で60頭飼育しています。
また、羊も40頭飼育しており、年内には100頭に増える見込みです。羊は黒毛和牛と同じ飼育方法をしており、㈱牛屋の羊は通常の羊より大きいのが特徴です。
吉田さんは、常に餌を撒いてあげて、様子を見て食べていない子には食べるよう促すなど、こちらも注意深く見ることを徹底しています。
牛は育てた後、本宮市の家畜市場に出荷します。羊は約半分を東京へ出荷し、残りは地元の自動販売機での販売や、ふるさと納税の返礼品として提供しています。
三ツ星レストランで提供されたり、羊を目当てに納税額が増加するなど、羊の質が高い評価を受けています。
また、羊も40頭飼育しており、年内には100頭に増える見込みです。羊は黒毛和牛と同じ飼育方法をしており、㈱牛屋の羊は通常の羊より大きいのが特徴です。
吉田さんは、常に餌を撒いてあげて、様子を見て食べていない子には食べるよう促すなど、こちらも注意深く見ることを徹底しています。
牛は育てた後、本宮市の家畜市場に出荷します。羊は約半分を東京へ出荷し、残りは地元の自動販売機での販売や、ふるさと納税の返礼品として提供しています。
三ツ星レストランで提供されたり、羊を目当てに納税額が増加するなど、羊の質が高い評価を受けています。
畜産をやっていてよかったことについて、「つらいこともたくさんあるが、牛が生まれてからセリに出るまで関われるというのはすごいことだと思う。生きものを相手にしているので、最後までどうなるか分からないが、最後まで見送れた時にやっていてよかったと感じます」と吉田さんは話してくれました。
一方で、苦労していることは、一匹あたり500~600kg近い牛との力の差です。負けないように頑張りますが、牛の力強さを感じると話します。
一方で、苦労していることは、一匹あたり500~600kg近い牛との力の差です。負けないように頑張りますが、牛の力強さを感じると話します。
これからの目標について、5年後に行われる北海道全共に向けて話してくれました。
「今回の全共はまさか出場できると思っていなかったし、牛を出す前から負け戦だと分かっていた。実際に出場すると、全共にかけてきた人たちのプレッシャーがすごかった。今の状態では鹿児島の牛には勝てないと思ったので、5年後の北海道全共に向けてどれだけ改良できるか。5年後の舞台でどれだけ力を発揮できるかを目標に頑張っています」と冷静に今後を見据えていました。
「今回の全共はまさか出場できると思っていなかったし、牛を出す前から負け戦だと分かっていた。実際に出場すると、全共にかけてきた人たちのプレッシャーがすごかった。今の状態では鹿児島の牛には勝てないと思ったので、5年後の北海道全共に向けてどれだけ改良できるか。5年後の舞台でどれだけ力を発揮できるかを目標に頑張っています」と冷静に今後を見据えていました。
- 企画部・人見
JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!