インタビュー

次代を担う農業者vol.28

次代を担う農業者vol.28 今回は郡山市三穂田町で水稲とトマトを栽培している伊藤城治さんにお話を聞きました。

🌸この記事は広報誌「さくら」9月号にも掲載しています🌸

 郡山市三穂田町で水稲(コシヒカリ、天のつぶ、ひとめぼれ、つくばSD2号、こがねもち)とトマトを栽培している伊藤城治さん。以前はサラリーマンとして勤務していましたが、体調不良をきっかけに退職し、兼業農家だった実家の跡を継ぎ就農しました。現在は、息子さんも跡継ぎとして一緒に農業に取り組んでいます。

 2005年から本格的に専業農家として水稲とトマトの複合経営を開始しました。地域高齢化や後継者不足により離職者が増えたため、稲作作業を受託し、就農当初2haだった水稲の栽培面積が徐々に増えていきました。
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🌸農業への思い

伊藤さんは「農家になってよかったのは、JAを通じた野菜部会などの各種部会活動等により、農家の人たちから色んな話を聞けること。みんなで助け合いながらやっているから仲間が増えた」と話します。

 一方で、毎年気象条件や栽培環境が変わるところが難しく、「天候が変わると手入れも収量も変わる。来年改善しようと思ってもまた条件が変わっている」と話しますが、灌水の頻度や量を調節するなど柔軟に対応しています。

 伊藤さんは「先手先手で管理しないと間に合わない。安全なものを作るのは当然。おいしいと言ってもらえる農産物を作りたい」と話しました。
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🌸今後の展望

 今後について、「栽培面積が増えて設備が追い付いていないので整備して、息子がやりやすい環境を作ってあげたい。あとはこれからも無理せず、楽しみながらやっていきたい」と話します。

 3人のお孫さんがいる伊藤さんは、栽培が落ち着く秋の終わり頃、お孫さんに会いに行くそうで、将来は孫守りをしたいと笑顔で話してくれました。
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企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!