勤めていた会社を辞め、農業の道へ
田村市常葉町でミニトマトを中心にブロッコリー、ふきのとうを生産している白岩洋さんは、大学卒業後、14年間ほど映像編集や配信を行う会社に勤めていました。しかし、「のちのち実家に戻るのなら、両親がいる今のうちに一緒に農業をし、基盤を築いていったほうがこれからの将来的にも良い」と思い、2019年に田村市に戻り、田村地域新規就農サポートを受け、㈱JAアグリサポートたむらで約1年間研修を行ったのちに就農しました。
今後の展望について
今は新規就農者として、まずは物流を安定させていくことを考え、真面目に丁寧に作業することを心がけています。今後は、軌道に乗せることを第一の目標にしています。耕作放棄地の解消や、家の周りにある田畑や景観を守りつつ、「田舎が田舎じゃない」という人が多い東京で働いていた時の同僚、友達に農業を通して自然が感じられるような場所を提供したいです。ワイワイと楽しめるような農業スタイルを目指しています。
これからUターンで就農を考えている人へ
「自由だからこそ、自分のやりたいことをしっかり考えてほしい」
農業は自由です。自由だからこそ自分で具体的に考え、どのような農業をしたいのかを確立させる必要があると思います。農業を始めるにあたり、自分の理想と現実とのギャップに苦労する人が多いです。まずは、色んな人や機関に相談して具体的に行動することで、理想とのギャップを埋めつつ、無理なく続けられる自分の農業を見つけてください。形にとらわれず、農業を通じて何かをやってくれたり新しい就農者が増えてくれれば嬉しいです。
- 企画部・人見
JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!