インタビュー
次代を担う農業者vol.14
次代を担う農業者vol.14 今回は、いわき市小川町でブルーベリーを栽培している大平隆雄(おおひら たかお)さんを取材しました。 🌸この記事は、広報誌「さくら」7月号にも掲載しています🌸
🌸一生涯現役として働くため農業の道へ
いわき市小川町でブルベリー2000本を栽培している大平隆雄さんは、以前は千葉県で勤めていましたが、退職後、一生涯現役として活力のある生活をしたいと思い、農業を始めました。
「消毒する手間がなく、機械などの初期費用もあまり掛からない。この土地でも育てやすく、霜などの自然災害などにも強いことからブルーベリーを選びました」と話す大平さんの農園では、日持ちや市場出荷性の高い品種を中心に、約30種類のブルーベリーを育てています。
特に、育てるのが難しいとされているサザンハイブッシュ系のユーリカの栽培に苦労したそうです。収穫できるまでに約6年の歳月がかかりましたが、上手く育った苗木を参考に何回も試行錯誤し、それが農業の楽しさにも繋がっていると話してくれました。
大平さんのブルーベリーは各地区のある当JA農産物直売所で購入することができるほか、地元スーパーや市場への出荷も行っているそうです。
「消毒する手間がなく、機械などの初期費用もあまり掛からない。この土地でも育てやすく、霜などの自然災害などにも強いことからブルーベリーを選びました」と話す大平さんの農園では、日持ちや市場出荷性の高い品種を中心に、約30種類のブルーベリーを育てています。
特に、育てるのが難しいとされているサザンハイブッシュ系のユーリカの栽培に苦労したそうです。収穫できるまでに約6年の歳月がかかりましたが、上手く育った苗木を参考に何回も試行錯誤し、それが農業の楽しさにも繋がっていると話してくれました。
大平さんのブルーベリーは各地区のある当JA農産物直売所で購入することができるほか、地元スーパーや市場への出荷も行っているそうです。
🌸農業へのこだわり
栽培のこだわりは、サザンハイブッシュ系では珍しい「地植え」「自根」栽培であること。大きな鉢で苗を育てる「養液栽培」が主流となっていますが、大平さんの農園では露地で栽培しており、これは大変難しいことで種苗会社からも注目されているそうです。
また、化成肥料は使わず、地元の畜産農家やしいたけ農家などから牛糞、鶏糞、もみ殻、廃菌床、油かすなど様々な有機物をもらい、畑で半年寝かせて発酵させた有機肥料を使っています。
また、化成肥料は使わず、地元の畜産農家やしいたけ農家などから牛糞、鶏糞、もみ殻、廃菌床、油かすなど様々な有機物をもらい、畑で半年寝かせて発酵させた有機肥料を使っています。
🌸これからの展望
大平さんの趣味は、海外を含め各地に旅行に行き、地元のスーパーや直売所でどういったものが売られているか、パックや容器、商品シールといった細かな工夫を発見すること。それらを参考に自分の経営にも生かしているそうです。
「趣味も仕事に繋がっています。出荷用の段ボールも、色々な商品を参考にして市場や消費者の方に見てもらいやすいような工夫をしました」と話してくださいました。
「趣味も仕事に繋がっています。出荷用の段ボールも、色々な商品を参考にして市場や消費者の方に見てもらいやすいような工夫をしました」と話してくださいました。
今後の目標については、「現在栽培している本数の倍まで栽培面積を増やしたいと思っています。現在、土づくりのためにニンニクやジャガイモを栽培していますが、土が十分に育ったら新しくブルーベリーを栽培する予定です。将来的には、家族みんなで1日中遊べるような施設を作りたいと思っています」と話してくださいました。
同町にある自宅周辺では、温泉や川、ヤギやにわとりなども飼っており、施設づくりのための準備をしているそうです。
同町にある自宅周辺では、温泉や川、ヤギやにわとりなども飼っており、施設づくりのための準備をしているそうです。
💡ユーリカ(サザンハイブッシュ系)とは・・・
オーストラリアパテント(特許)品種。ギリシャ語で「大発見」という意味があります。とても甘く、フルーティーな味わいで高級感のあるブルーベリーです。
一粒16gというギネス記録を更新した品種で、500円玉ほどの大きさに成長することもあり、大粒なのが特徴です。
一粒16gというギネス記録を更新した品種で、500円玉ほどの大きさに成長することもあり、大粒なのが特徴です。
- 企画部・人見
JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!