
現場の声を聞きたい 常勤役員が行く!vol.2
JA福島さくらの志賀博之組合長ら本店常勤役員は、JA自己改革の一環として、地域の担い手・JA自己改革の一環として、地域の担い手・大型農業法人・集落営農組織等を訪問し、今後のJA運営に反映させるため各所で組合員の皆さまの貴重なご意見・ご要望を伺っています。
今回は、いわき市小川町の長谷川順一さんを栁沼智専務が訪問し、現場の"声"を伺いました。
🌱栽培している農産物
●梨・・・・90a
●水稲・・・・75a
●水稲・・・・75a
栽培する農作物について
80年以上続く梨園を守りたい 3代目として農家の道へ
順一さんは、いわき市内の自動車関連の会社に勤めていましたが退職し、2021年1月に父親である章さんが経営する梨園の後継者として就農しました。
「お客様から求められる梨園を終わらせる梨園を終わらせるわけにはいかない」と就農を決意した順一さんに対し、章さんは「梨園を継いでくれと言ったことはなかったが、継いでくれてありがたい」と話しました。梨園は順一さんの祖父の代から80年以上の歴史があり、順一さんで3代目となります。現在は「幸水」「豊水」「あきづき」「涼豊」「新高」の5品種をメインに、順一さんとご両親の3人で管理しています。
梨園は現在水田をならし、20aの増設工事中で、栽培面積を110aまで拡大し、増設地には約200本を新植する予定です。新園地では「あきづき」を中心に、新たに「甘太」や「王秋」を栽培します。
また、ジョイント栽培を計画しており、JAの指導会に参加しながら技術を学んでいます。隣接樹に接ぎ木を連結し、直線上の集合樹に仕立てるジョイント栽培では、作業効率の向上や収量の増加、果実の大きさや品質の統一が期待されます。
「お客様から求められる梨園を終わらせる梨園を終わらせるわけにはいかない」と就農を決意した順一さんに対し、章さんは「梨園を継いでくれと言ったことはなかったが、継いでくれてありがたい」と話しました。梨園は順一さんの祖父の代から80年以上の歴史があり、順一さんで3代目となります。現在は「幸水」「豊水」「あきづき」「涼豊」「新高」の5品種をメインに、順一さんとご両親の3人で管理しています。
梨園は現在水田をならし、20aの増設工事中で、栽培面積を110aまで拡大し、増設地には約200本を新植する予定です。新園地では「あきづき」を中心に、新たに「甘太」や「王秋」を栽培します。
また、ジョイント栽培を計画しており、JAの指導会に参加しながら技術を学んでいます。隣接樹に接ぎ木を連結し、直線上の集合樹に仕立てるジョイント栽培では、作業効率の向上や収量の増加、果実の大きさや品質の統一が期待されます。
これからの展望
親子でいわきサンシャイン梨を守っていく
訪問した栁沼専務は、順一さんから農薬散布や病害虫の発生、出荷時の品質維持・管理、獣害について話を聞き、JAの取り組みについて意見を交わしました。
順一さんは同市のJAいわき地区梨選果場について、「昨年から『あきづき』を選果できるようになったが、今後『あきづき』の栽培が増えていくので、自分で選果して梱包する手間が省け、選果場で選果してもらえるのは助かる」と評価しました。その他、「今年は、昨年まで受粉に使用してきた中国産花粉の輸入停止があったが、選果場に開葯所を開設して対応してもらったため、授粉作業に間に合った」と話しました。
栁沼専務は「農業経営は、農産物を作る以外の部分も重要。選果や販売をJAが担うことで、生産者の方々の負担を減らし、安定した農業収入が得られるよう、JAとしても努めていく」と話しました。
順一さんは同市のJAいわき地区梨選果場について、「昨年から『あきづき』を選果できるようになったが、今後『あきづき』の栽培が増えていくので、自分で選果して梱包する手間が省け、選果場で選果してもらえるのは助かる」と評価しました。その他、「今年は、昨年まで受粉に使用してきた中国産花粉の輸入停止があったが、選果場に開葯所を開設して対応してもらったため、授粉作業に間に合った」と話しました。
栁沼専務は「農業経営は、農産物を作る以外の部分も重要。選果や販売をJAが担うことで、生産者の方々の負担を減らし、安定した農業収入が得られるよう、JAとしても努めていく」と話しました。
今後の展望について、「いわき市の梨農家は年々減っているので、栽培面積を拡大し、選果場をうまく活用していわきサンシャイン梨というブランドを守っていきたい」と話しました。
栁沼専務は「後継者不足が課題の農家が多い中、親子の仲が良好で梨園の経営が受け継がれており、3代のタスキがつながっていると感じる。JAとして、営農指導員の育成や選果場の管理を行っていく」と話しました。
栁沼専務は「後継者不足が課題の農家が多い中、親子の仲が良好で梨園の経営が受け継がれており、3代のタスキがつながっていると感じる。JAとして、営農指導員の育成や選果場の管理を行っていく」と話しました。
~今回の訪問を通して栁沼専務からのコメント~
先祖から受け継いだ土地を守り、育てる長谷川さんの決意は、次世代へと続く大切な架け橋です。未来を築く礎となるようJAとしても支援してまいります。
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企画部・人見
JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!