インタビュー

次代を担う農業者vol.29

次代を担う農業者vol.29

今回は、田村市常葉町でピーマンを中心に栽培している渡邊明生さんにお話を聞きました。

🌸広報誌「さくら」10月号にも掲載されています🌸

 田村市常葉町で主にピーマンを栽培している渡邊明生さんは、去年からピーマンの栽培をはじめ今年で2年目になります。渡邊さんの実家は兼業農家として稲作と建設業を経営していましたが、建設業の従業員が高齢化し、退職される人が多くなったことをきっかけに、本格的に農業をはじめてみようとJAに相談し、たむら地区の主要品目であるピーマンの栽培をはじめました。


 現在は、渡邊さんを含め季節に応じて2~3人の従業員で農業を行い、栽培したピーマンはJAへ全量出荷されています。
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 作物を育てるのは元々好きだったと話す渡邊さん。自分で育てたものは美味しいと、主力で作るピーマンの他にもブロッコリーやさつまいも、季節の果物など様々な農産物を研究の一環として育てています。


 農業をやっていて良かったことは、自分で段取りやスケジュールを決められること。基本的には休みはなく、雨の日に休む程度ではありますが、時間があればキャンプや温泉、映画鑑賞、ズンバ(ダンス系エクササイズ)などを楽しむそうです。逆に苦労したことは、手伝ってもらう従業員への技術指導です。


 渡邊さんは「作物を育てるのが好きな自分と作業化してしまう従業員との間に農業に対する気持ちの温度差を感じる。農業は生き物を相手にしているので決まりがなく、ケースバイケースで動かないといけないので、経験や技術がすごく必要になると感じています」と話してくれました。


 栽培する上でのこだわりは、整枝をしっかりすることです。これは以前ナスの栽培をしている時に気付いたもので、その経験がピーマンの栽培にも活かされています。
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 今後の目標について、渡邊さんは「今後はピーマン以外にも様々な種類の農産物を作り、農産物直売所にも出したいと考えています。また、自分で食べる分だけでもいいので、色々な果物にも挑戦してみたいです。人が増えれば、もっと栽培面積を増やしたいとも思っています」と話してくれました。


 当JAで取り組んでいる『園芸ギガ団地』についても、渡邊さんは参加しており、着工に向けて準備を進めています。
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企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!