インタビュー
次代を担う農業者vol.11
次代を担う農業者vol.11
今回は、双葉郡楢葉町で繁殖牛の飼育をしている渡部秋宜(わたなべ あきのり)さんを取材しました。
この記事は、広報誌「さくら」4月号にも掲載しています。
渡部秋宜さんは、双葉郡楢葉町で父、母と3人で繁殖牛の飼育を行っています。
秋宜さんは、福島県農業短期大学校で畜産経営や黒毛和牛の飼養管理について学び、2020年3月に卒業したのち就農して現在1年が経ちました。
祖父の代から酪農経営していたことや動物が身近にいる環境で育ったことで、動物と携わる仕事がしたいと思ったそうです。
秋宜さんは、福島県農業短期大学校で畜産経営や黒毛和牛の飼養管理について学び、2020年3月に卒業したのち就農して現在1年が経ちました。
祖父の代から酪農経営していたことや動物が身近にいる環境で育ったことで、動物と携わる仕事がしたいと思ったそうです。
🌸東日本大震災
秋宜さんが10歳のころ東日本大震災が発生し、避難を余儀なくされました。
その当時飼育していた牛はすべて殺処分されてしまい、秋宜さん自身もいわき市や会津若松市への引っ越しを経験し、慣れないことも多かったそうです。
そのような中でも、農業をやりたいという気持ちは強く、短大で農業について学び就農しました。
その当時飼育していた牛はすべて殺処分されてしまい、秋宜さん自身もいわき市や会津若松市への引っ越しを経験し、慣れないことも多かったそうです。
そのような中でも、農業をやりたいという気持ちは強く、短大で農業について学び就農しました。
🌸飼育するうえで注意すること
牛を繁殖させながら経営規模を大きくするため、一頭一頭発情期を見逃さないようにしています。
また、親牛・子牛の健康状態を保つため、「一年一産」を守るとともに、分娩後40日間は種付けせず子宮を回復させて、親牛・子牛ともに健康な状態で飼育していくことを心掛けています。
近隣の農地8ヘクタールでは、牧草を栽培しています。
また、親牛・子牛の健康状態を保つため、「一年一産」を守るとともに、分娩後40日間は種付けせず子宮を回復させて、親牛・子牛ともに健康な状態で飼育していくことを心掛けています。
近隣の農地8ヘクタールでは、牧草を栽培しています。
🌸実際に農業をやってみての想い
就農して1年が経ちますが、生き物相手ということで、朝早くから給餌したり、大変なことが多いです。
また栽培している牧草も機械を使って集草するのですが、技術的にもまだまだ未熟で、父に叶わないことも多々あります。その反面、大切に育てた牛をセリに出品できるまで育て上げたときは、うれしい気持ちもあります。
また栽培している牧草も機械を使って集草するのですが、技術的にもまだまだ未熟で、父に叶わないことも多々あります。その反面、大切に育てた牛をセリに出品できるまで育て上げたときは、うれしい気持ちもあります。
🌸これからの目標
今年度は牛舎を増築する予定なので、頭数を増やし、経営規模を拡大していくことが目標。
親と一緒に農業をやっているということで、甘えている部分があるので、今後経験を積みながら技術的にもスキルアップし農業に向き合っていきたいです。
親と一緒に農業をやっているということで、甘えている部分があるので、今後経験を積みながら技術的にもスキルアップし農業に向き合っていきたいです。
- 企画部・人見
JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!