インタビュー

次代を担う農業者vol.5

次代を担う農業者へインタビューvol.5 水稲を栽培している農事組合法人 新田作コーポレーション(田村市常葉町)

✿新田作コーポレーションの取り組み

 以前まで田村市常葉町の新田作地区で耕作されていた水田は、区画が10アール未満と狭くて湿田も多く、農道も未整備というほ場の条件が悪い状態でした。
 そのような状況から年々耕作放棄地が増加し、農地の荒廃も進んでいましたが、代表の樽井昭夫(たるいあきお)さんをはじめとした葉タバコ農家を営む8名が新田作コーポレーションを立ち上げ、今では他の地区に負けない綺麗な景観を作り出しています。
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 新田作コーポレーションの主な取り組みは、各個人が葉タバコ栽培を行う傍らの水稲の生産で、自作の他に作業委託も請け負っています。
 また、営農改善組合より委託を受けて、農作業道路沿線の草刈り作業、地区内の用水路、排水路、堰の保守管理作業も行っています。

✿法人を立ち上げたきっかけ

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 2006年に県の指導を受け、任意団体「新田作生産組合」を立ち上げたのが始まりです。その後、2008年に任意団体から特定農業団体の認定を受け、2011年3月1日に法人登録されました。
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 法人化して良かったことについて、皆さんは口を揃えて「地区のほ場・農道が綺麗になった」と話します。
 集団化することで地区のほ場・農道の整備を均等にすることができ、今では、朝や夜に農道で犬や猫の散歩をしている人がいるほど環境が良くなったそうです。
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 また、個人で行うと機械の購入・維持管理だけで大変になってしまいますが、法人としてみんなで協力することで負担を減らすことができるそうです。

✿今後の目標

「地域の人全員と協力して環境保全に取り組んでいきたい」

 今後の目標について、新田作コーポレーションの皆さんは「引き続き地区内の環境保全に取り組んでいきたい」と話してくださいました。
 また、「組織化することで、誰か1人が風邪などで具合が悪くなった時にもみんなでフォローすることができる。協力して管理することで、遊休農地もなくすことができる。各地区に1つ組織をつくり、地元の人で管理することができるような活動が広がっていってほしい」という言葉や、「景観というのは、全員に関係することだと思うので、理想としては農地を持っていない人とも協力して環境保全に取り組んでいきたい」という力強い言葉もメンバーの中からあがっており、地域のために活動する熱意を感じました。
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