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農業再生に向けて 浪江町育苗施設落成式

 双葉郡浪江町は3月1日、同町刈宿地区の刈宿小学校跡地に整備を進めていた浪江町育苗施設の落成式を執り行いました。

 同町は、原発事故により長期間の避難生活を強いられ、2017年から一部地域が避難指示解除となったものの、営農再開に向けて農業設備や農業機械の整備が課題となっていました。そのため、同町では、農業者の帰還や移住、営農再開を後押しし、主要産業である農業再生につなげるため、農業施設の整備を進めています。

 同施設は、水稲や新たな特産品の玉ねぎを生産しやすい環境を整え、水田や畑の利活用を促進することを目的に、整備を進めてきました。

 施設には、苗の発芽を促す機械など生産設備が入る「機械棟」、幼苗を育成する「緑化棟」のほか、ビニールハウス23棟を設け、水稲計300㌶分、玉ねぎ15㌶分の苗を育てます。管理運営は当JAが行います。

 落成式では、吉田栄光浪江町長、当JA高野順復興専任理事など関係者らがテープカットし、吉田町長が起動スイッチを押して稼働を開始しました。

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テープカットをする関係者ら

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スイッチを押す吉田町長

企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!