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春の訪れ「東海桜」最盛期 暖冬の影響で開花進む

 当JA花き部会中田支部では、郡山市中田町の「花木団地」で真冬の風物詩として知られる東海桜の出荷が最盛期を迎えました。当JA郡山地区宮城集荷場では、早朝から生産者が丹精した東海桜を持ち込み、等級の確認後に梱包して出荷しています。

 同支部では1970年から約半世紀、桜や梅、レンギョウ、モモなどを栽培。出荷は12月中旬から始まり、正月用や3月の卒業式などが行われる時期に調整して出荷しています。今年は暖冬の影響により開花時期が早まり、例年より早い3月下旬までの出荷を見込んでいます。

 生産者は、11月に切り出した東海桜などの枝を冷蔵庫に入れ低温に当て、温湯処理し、「春が来たと錯覚させて開花させる」生産技術を用いています。130㌢の枝を5本ほど束ねて出荷していますが、近年は短い80㌢の「カジュアル規格」の需要が高いといいます。

 宗形国昭支部長は「観賞用の切り枝として東京や北海道に出荷している。一足早く、春の訪れを届けたい」と話しました。

 2023年度は8人の生産者で約2,000ケース(10束入り)約2,000万円の販売を目指しています。

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企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!