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震災前のピークを上回る  葛尾村で伝統食の凍み餅製造

 当JAふたば統括センター管内の葛尾村で食品加工・販売を行っている「ふるさとのおふくろフーズ」で、凍み餅作りが最盛期を迎えました。

 凍み餅は、もち米とうるち粉に山野草「ごんぼっぱ(オヤマボクチ)」とヨモギを混ぜてつきあげ、均等な厚さにして切り、水に浸して凍らせます。屋内で40日ほど吊るして乾燥させることによってうま味が凝縮します。この凍み餅は、昼夜の寒暖差や冬の冷え込みが厳しい同村では、古くから製造されており、同村内の小学校でも給食で提供され、村の伝統食材として様々な年代に浸透しています。

 同社は現在4人で生産加工を行っており、地域の協力もあり原料となるごんぼっぱが確保できた今年は、9,000連を生産する予定で、震災以前のピーク時の8,800連を上回る見通しです。

 製造を行う担当者は、「今シーズンは冷え込みが厳しかったこともあり、上々の仕上がりとなっている。生産量を震災以前の水準に追いつくことを目標にやってきたのでうれしく思う」と話しました。

 出荷は3月中旬以降の予定で、JAの直売所や、地域の百貨店、商業施設で販売されます。

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凍み餅の出来を確認する従業員

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従業員のみなさん

企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!