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山菜の王様        たらの芽の出荷始まる

 JA福島さくらふたば地区管内の川内村で12月10日より春の訪れを告げる山菜の王様たらの芽の出荷が始まりました。

 同村で栽培を行っている坪井利一さん(84)は現在ビニールハウスでの促成栽培を行っており、12月6日にモニタリング検査を行い、出荷を開始しました。

 坪井さんは、村でたらの芽を名産品にしようと約30年前に村と連携して生産組合を立ち上げ、栽培に取り組み、今では年間約1,000キロ出荷しています。

 現在では当JAでも専門部会があり、同地区で約20名の生産者が栽培を行っています。

 坪井さんは「2011年の東日本大震災による原発事故の際には、避難を余儀なくされ、その年のたらの芽は出荷できず悔しい思いをした。一度は栽培をあきらめようとも考えたが、村の名産品を守り、次代につなぐため、丁寧に栽培を行っている」と話しました。

 収穫は、来年4月ごろまで行う予定です。

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たらの芽をPRする坪井さん

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たらの芽

企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!