特集

開葯所を開設 梨の花粉自給に向けて

 梨の授粉用花粉を取り出す開葯作業を行うため、当JAいわき地区梨選果場に開葯所を開設しました。いわき梨部会の部会員が開花直前の花を持ち込み、授粉用の花粉を採取しています。

 昨年度まで授粉に使われてきた中国産花粉の輸入停止を受け、今年度は部会員が自給しています。開葯所では「豊水」や「幸水」など7品種の花を預かる予定です。

 開葯方法は、花蕾を葯採取機にかけ花弁を取り除き、その後、ふるいにかけて濃いピンク色の葯を集めます。集めた葯を開葯箱(1箱100~150㌘)に敷き詰め、温度25℃、湿度30~35%の開葯機に30~36時間入れて加温すると開葯し、粗花粉が採取出来ます。粗花粉は薬包紙に入れてシリカゲルとパックし、冷蔵して部会員に返却します。

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企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!