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郡山市「阿久津曲がりねぎ」 農水省GI登録

 JA福島さくら郡山地区管内の郡山市阿久津地区で120年程前から作られていた郡山市の伝統野菜「阿久津曲がりねぎ」が2月3日、「地理的表示(GI)保護制度」に登録され、郡山市では初の登録、県内では2品目となりました。

   同ねぎは、種子保存や品質の統一に取り組む曲がりねぎ保存会が2019年6月に農林水産省に登録を申請しました。

 阿久津曲がりねぎは、「甘い」「やわらかい」「うまい」の三拍子揃った伝統野菜。一般のネギに比べ、うまみ系アミノ酸(グルタミン酸、アスパラギン酸)が約1.8倍多く、糖度は約1.7倍高い。

 120年ほど前の同市阿久津地区で栽培が始まったとされ、その名の通り弓なりに曲がっているのが特徴です。

 春に植えた苗を夏場に掘り起こし、1本1本斜めに植え替えする「やとい」という作業を行うことで曲がった形に成長し、柔らかく甘みが強いネギになります。

 2005年に生産者らが保存会を設立し、種子や品質の統一に取組んでおり、郡山ブランド認証産品にも指定されています。

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登録を喜ぶ橋本会長

※地理的表示(GI)保護制度
地域で長年育まれた特別な生産方法によって、高い品質や評価を獲得している農林水産物・食品の名称を品質の基準とともに国に登録し、知的財産として保護するもの。
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やとい作業の様子

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ネギ坊主

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作業を行う橋本会長

企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!