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葛尾村伝統「凍み餅」生産最盛期

葛尾村伝統の保存食「凍み餅」の生産が最盛期を迎えています。葛尾村の凍み餅の製造販売会社「ふるさとのおふくろフーズ」は、3月中旬からの出荷に向けて急ピッチで加工を進めています。

凍み餅は、もち米にヨモギやヤマゴボウの葉などを混ぜてつき上げ、冬の間に凍らせた後、乾燥させる村の伝統の保存食です。

葛尾村は東京電力第一原発事故による避難指示を受け、凍み餅を生産できない状況が続いていました。平成29年には避難指示解除に伴い、「ふるさとのおふくろフーズ」は6年ぶりに村内で加工作業を再開し、1,000連(1連12枚)を出荷し、JA福島さくらの農産物直売所などで販売を行いました。

平成30年には震災前の出荷数の約半分にあたる4,000連を出荷し、各店舗で好評を博しました。今年は5,000連の出荷を見込んでいます。

凍み餅は約1ヶ月間屋内で干され、県の放射性物質検査で安全性を確認したうえで出荷されます。出荷は3月中旬からで、JA福島さくら農産物直売所や県観光物産館などで販売を予定しています。
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ふるさとのおふくろフーズの皆さん