特集

景観維持から地域のつながりを

 当JA管内の田村市大越町牧野地区では、約3万本のひまわりが訪れる方々の目を楽しませています。

 このひまわり畑の整備を行う「ひまわり会」の佐久間辰一会長は1996年、緑豊かな景観と花を通じた地域のつながりを取り戻すことを目的に、有志16人で同会を発足しました。

 現在では、景観維持や遊休農地の解消に賛同した同地区内の約90戸全戸が加入し、会員に収穫したひまわりの種を配布し、ひまわり畑のほか、地区内の庭先や沿道沿いで栽培し、コンクールも実施し地域を盛り上げています。

 また、佐久間さんは「福島ひまわり里親プロジェクト」にも参画し、同地区で育てた種を全国に発信する活動も行っています。同プロジェクトの一環で、2012年からこの10年で県内外の約30組の夫婦がひまわり畑で結婚式も行っています。

 佐久間さんは「景観づくりを通じて世代を超えた交流づくりにつながるのは非常に良いこと。これからも農業やひまわりを通じて、輪を広げていきたい」と話しました。

 佐久間さんの取組は「ぼくのひまわりおじさん」という絵本にもなり紹介されています。

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企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!