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春告げる山菜出荷ピーク

 川内村で、促成栽培のタラの芽が出荷最盛期を迎えました。

 同村の農事組合法人アグリ代表の渡辺昭男さんは、2016年に同村の農家から株を譲り受け、現在ハウス1.8㌶で「あやの」という品種を栽培しています。この品種は芽が太く、トゲが少ないのが特徴。原木を11、12月の寒さに当てて、新芽が付く節目ごとに切り、ハウス内の水を張ったトレーに並べて栽培します。主に当JAを通じて福島県内の青果市場へ1日に200パック(1パック50㌘)程のタラの芽を出荷しています。タラの木の寿命は約5年で、昨年80㌃の株を新しく植えたため、今年の出荷数量は少ないですが作柄は平年並みです。昨年12月20日から出荷を開始し、2月下旬までに約600㌔を出荷しました。

 タラの芽は、獣害も少なく、計量で高齢者でも取り組みやすいことから、農閑期を利用した特産品目として以前から栽培されており、現在は同法人を含めた同村の農家4戸で約7㌶栽培しています。

 渡辺代表は「品質向上を目指し、安定出荷をしながら、少しでも高単価で購入していただけるよう努力を重ねたい」と話しました。

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収穫作業を行う渡辺代表

企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!