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営農再開への大きな後押し 浪江町の乾燥調製施設落成式

 双葉郡浪江町は9月22日、同町苅宿地区に丸ビン式乾燥調製貯蔵施設を建設し、落成式を執り行いました。

 同町は、東日本大震災前約1,250㌶の水稲作付が行われていましたが、東日本大震災により、全町民が長期避難を強いられ、営農再開に向けて避難先から通いながら農地の保全管理や農作物の実証栽培に取り組んできました。

 2017年から一部地域が避難指示解除となり町民の営農再開の意向が確認できたものの、長期避難により農業機械や設備を廃棄処分している問題があり、営農再開に向けて農業設備および農業機械の整備が課題とされ、同町では、農業者の帰還と営農再開を進め、地域農業を再建することを目的に、同施設の整備を進めてきました。

 同倉庫は延床面積4094.55平方メートル、収容能力は生籾2142㌧。管理運営はJA福島さくらが行い、2021年産米から同町の米を中心に集荷を担います。

 同日の午後には、同町酒田地区で、2017年から水稲栽培をする佐藤寛晃さんの栽培する米、約1800㌔を荷受けしました。

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稼働スイッチを押す吉田町長と管野組合長

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あいさつをする管野組合長

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テープカットの様子

企画部・人見 企画部・人見

JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!