インタビュー
次代を担う農業者vol.26
次代を担う農業者vol.26今回はいわき市夏井地区で水稲を中心に栽培している箱崎寿正さんにお話を聞きました。
🌸この記事は広報誌「さくら」7月号にも掲載しています🌸
いわき市夏井地区で㈱東農園を運営する箱崎寿正さんは、水稲を中心に、小麦や大豆、そばを栽培しています。
同農園は、箱崎さんの祖母の代に設立し、60年を迎えました。当初は養鶏に取り組んでいましたが、現在の土地で養鶏を続けるのは難しく、養鶏をやめて現在の土地に住み続けるか移住し養鶏を続けるか考えていたときに、ライスセンターの補助事業のことを知り、お父さんの代にライスセンターを導入し、水稲栽培を開始しました。
箱崎さんが高校生のときに農園を運営していたお父さんが他界し、「せっかく基盤があるならば」との想いから、高校卒業を機に就農しました。普通科の高校に通っていた箱崎さんは「何も分からないところからのスタートでしたが、農業を営む叔父さんをはじめとする周囲の人々に助けられて、現場で学びながら覚えていった」と話します。
同農園は、箱崎さんの祖母の代に設立し、60年を迎えました。当初は養鶏に取り組んでいましたが、現在の土地で養鶏を続けるのは難しく、養鶏をやめて現在の土地に住み続けるか移住し養鶏を続けるか考えていたときに、ライスセンターの補助事業のことを知り、お父さんの代にライスセンターを導入し、水稲栽培を開始しました。
箱崎さんが高校生のときに農園を運営していたお父さんが他界し、「せっかく基盤があるならば」との想いから、高校卒業を機に就農しました。普通科の高校に通っていた箱崎さんは「何も分からないところからのスタートでしたが、農業を営む叔父さんをはじめとする周囲の人々に助けられて、現場で学びながら覚えていった」と話します。
🌸農業への取り組み
箱崎さんは「農業は失敗も成功も自分の責任で、自分で考えてできる仕事。自然相手で思い通りにいかないところや、1年に1度しかできないところが難しい」と話します。
箱崎さんが就農した1993年は冷害があった年で、どうやって仕事をしていたか思い出せないくらい大変だったそうですが、1年目で農業の厳しさを経験出来てよかったと話します。
栽培について、大豆は連作ができないため今年からほ場を変えて栽培していますが、粘土質の土壌は水はけが悪く、思った通りにいかず頭を悩ませます。
原発事故発生前は、農薬や化学肥料を減らして安全安心に留意し取り組んでいましたが、最近は地域の農地を守ることを使命として、飼料用米などに取り組み農地を荒らさないことに重きを置いています。箱崎さんは、地域農業の担い手としながら後継者を育成していく立場にある指導農業士に認定されています。指導農業士をはじめ、稲作経営者会議や農業法人協会、いわき米の会、認定農業者など様々な会に所属しており、研修に積極的に参加しています。
箱崎さんが就農した1993年は冷害があった年で、どうやって仕事をしていたか思い出せないくらい大変だったそうですが、1年目で農業の厳しさを経験出来てよかったと話します。
栽培について、大豆は連作ができないため今年からほ場を変えて栽培していますが、粘土質の土壌は水はけが悪く、思った通りにいかず頭を悩ませます。
原発事故発生前は、農薬や化学肥料を減らして安全安心に留意し取り組んでいましたが、最近は地域の農地を守ることを使命として、飼料用米などに取り組み農地を荒らさないことに重きを置いています。箱崎さんは、地域農業の担い手としながら後継者を育成していく立場にある指導農業士に認定されています。指導農業士をはじめ、稲作経営者会議や農業法人協会、いわき米の会、認定農業者など様々な会に所属しており、研修に積極的に参加しています。
🌸今後の展望
今後の展望について、箱崎さんは、地域の担い手として地域農業を次世代に繋いでいけるよう体制を整えていきたいと考え、現在、農業基盤整備事業の申請を出しているそうです。
また、「地域が荒れないよう、法人として継続して経営をしていければ」と語ってくれました。
また、「地域が荒れないよう、法人として継続して経営をしていければ」と語ってくれました。
- 企画部・人見
JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!