インタビュー
次代を担う農業者vol.35
次代を担う農業者vol.35 今回は、双葉郡川内村で水稲を栽培している遠藤圭悟さんにお話を聞きました。
🌸このインタビューは、広報誌「さくら」4月号にも掲載しています🌸
双葉郡川内村の株式会社緑里(みどり)で技術員として稲作を担当している遠藤圭悟さんは、農業をしていた祖父が体調を崩し、農家を続けるか家族で話し合った際、農地を荒らしたくないという祖母の気持ちを聞いて、農業に携わることを決意しました。
短期大学で農業を学び、2021年同社に入社しました。遠藤さんは自宅の水稲作業を同社に委託しています。
短期大学で農業を学び、2021年同社に入社しました。遠藤さんは自宅の水稲作業を同社に委託しています。
同社に入社してよかったことは、農作物や農機について学べて知識が身に付くことだと話します。
音楽を聴いたり、プラモデルを作るのが趣味の遠藤さんは、自分の担当業務の中では田植えや収穫作業が好きで、機械の操作が楽しいと教えてくれました。
一方で苦労していることは、家で手伝っていたときと勝手が違うことです。水の管理や除草など、近隣の圃場や住宅に迷惑をかけないよう考えながら作業するのが個人でやるときと異なり、難しいそうです。
また、朝と夕方に水管理しますが、管理する圃場が多く、全圃場を回るのに半日ほどかかるため、水不足に気付くのが遅れてしまいます。水路が整備されていない圃場では水の流れが悪く、うまく水が入らないことに頭を悩ませています。
音楽を聴いたり、プラモデルを作るのが趣味の遠藤さんは、自分の担当業務の中では田植えや収穫作業が好きで、機械の操作が楽しいと教えてくれました。
一方で苦労していることは、家で手伝っていたときと勝手が違うことです。水の管理や除草など、近隣の圃場や住宅に迷惑をかけないよう考えながら作業するのが個人でやるときと異なり、難しいそうです。
また、朝と夕方に水管理しますが、管理する圃場が多く、全圃場を回るのに半日ほどかかるため、水不足に気付くのが遅れてしまいます。水路が整備されていない圃場では水の流れが悪く、うまく水が入らないことに頭を悩ませています。
同社は米とエゴマのJGAP認証を受けており、認証機関の指導を受けながら細かいところまで徹底して作業しています。
同社では、GAPに対応するように営農支援システム「KSAS」を導入して、圃場を管理しています。電子地図を利用して、住所・面積・所有者情報などを一元管理し、作業している場所の把握が可能です。
また、カメムシの防除や除草にドローンを使用しており、1週間以上かかっていた作業が3~4日まで短縮できているそうです。
同社では、GAPに対応するように営農支援システム「KSAS」を導入して、圃場を管理しています。電子地図を利用して、住所・面積・所有者情報などを一元管理し、作業している場所の把握が可能です。
また、カメムシの防除や除草にドローンを使用しており、1週間以上かかっていた作業が3~4日まで短縮できているそうです。
遠藤さんは今後の目標について、「『KSAS』を用いて品質や収量の把握に努め、分析しながら適期作業を行い反収を上げたい」と話しました。
同社で栽培した米や加工したエゴマ油、凍みもちは、JAの直売所や双葉郡内の道の駅で販売しています。
同社で栽培した米や加工したエゴマ油、凍みもちは、JAの直売所や双葉郡内の道の駅で販売しています。
- 企画部・人見
JA福島さくら本店・企画部企画課の人見です。 みなさまの生活に役立つ情報をお届けしてまいります!