御田植祭で五穀豊穣祈る

 郡山市安積町のほ場で5月19日、新嘗祭献穀献納に係る献穀米の御田植式が行われました。  毎年、県が推薦した耕作者が、皇室行事「新嘗祭」で使用する新米を生産します。本年度は当JAASAKAMAI887生産部会長である遠藤昭夫氏が担当し、同市からの献穀は1978年以来44年ぶりとなりました。  日出山神社による神事の後、遠藤部会長や当JA管野啓二組合長、同生産部会員7人、郡山女子大学付属高等学校の生徒10人らが県オリジナル米「福、笑い」の苗を五穀豊穣の願いを込めながら約30㌃の田んぼに植えました。献穀米として「福、笑い」が選ばれたのは初めてです。  遠藤部会長は、市内で郡山産コシヒカリ「あさか舞」のフラッグシップとなるプレミアムブランド米「ASAKAMAI887」を2017年から栽培しており、翌年10月にはFGAPも取得しています。また、「福、笑い」の試験栽培も担当し、2021年には当JA「福、笑い」栽培研究会会長に就任されました。  今後は、10月に稲刈りの「抜穂祭」を予定しています。

苗を植える遠藤部会長ら