今年度の振り返りと来年度に向けた対策を確認 キュウリ栽培指導会

 郡山市園芸振興センターは11月5日、郡山市の同センターで第5回きゅうり栽培講習会を開き、今年度の生育状況と来年度に向けた対策を指導しました。  講習会には、同市内の生産者、郡山市園芸ギガ団地組合の組合員、県中農林事務所、キュウリ専門育種メーカー、当JAの職員ら16人が参加しました。  講習会は同市内のキュウリ新規就農者を対象に、昨年4月に設立した同組合の園芸ギガ団地構想と連動して年5回開催しており、今回が今年度最後の講習会となりました。  講習会では、県中農林事務所職員が猛暑の影響による草勢の低下を報告し、かん水や栽培終了後の圃場の管理など、長期的な安定生産のための栽培技術を指導しました。その後、キュウリ専門育種メーカー各社が品種に適した栽培方法などを説明しました。  参加した生産者からは、病害虫の対処について質問があがり、同農林事務所が防除に効果のある農薬を紹介しました。  同組合は、営農指導制の拡充や施設化の推進、新規就農者への研修などを展開して、持続可能なキュウリの一大産地を目指して取り組んでいます。同センターは今後も講習会を定期的に行い、生産者のレベルアップを図っていきます。