浪江町タマネギ「浜の輝」収穫最盛期

 JA福島さくらふたば地区の浪江町で一大産地を目指している玉ねぎ生産組合のタマネギが収穫最盛期を迎え、畑には掘り起こされたタマネギがずらりと並び、集荷を待っています。  同町では、東京電力福島第一原発事故の営農再開でタマネギ栽培を推奨しています。  生産しているタマネギは福島県浜通りのオリジナル限定品種「浜の輝(はまのかがやき)」で他品種よりも甘みが強く、産地化に向けた主力品種として期待を集めています。  同生産組合は、町内の農家11人で組織し、栽培面積12㌶で苗の植え付けや一度に約500㌔を集荷出来る大型機械「オニオンハーベスター」を使い、作業を機械化し効率を上げ、作業を行っています。  同町のタマネギ栽培は2016年に実証栽培が始まり今年で5年目となります。  温暖な気候が栽培に適しているのに加え、国内の主産地が品薄となる時期に収穫するため、市場から重宝され価格が安定しているのも強みです。今年度の収穫量は300tを予定しています。

急ピッチで作業にあたる組合員ら