ホップ収穫が最盛期 一つ一つ丁寧に手摘みで

 当JAたむら地区管内の田村市で8月6日、ホップの収穫が最盛期を迎えています。今年度の同市での作付面積は90㌃。  収穫したホップは、同市都路町の醸造所ホップジャパンがクラフトビールの醸造に使用します。  出荷時期は例年より7日早い7月25日から始まり、8月12日ごろまで続きます。今年度は5、6月の少雨とその後の高温で平年より2割減の収穫量で、まり花の大きさは大ぶりですが、香りや苦味のもととなる成分は良好です。収穫日に同醸造所に納品し1ヵ月をかけて醸造して、9月中旬にはクラフトビールとして発売します。  1950年代は国内有数のホップの産地だった福島県ですが、葉タバコ栽培が盛んになり、一時は途絶えてしまいました。  同市のホップジャパン新田ファーム代表の新田浩さんは6年前に田村市のモデル栽培でホップを導入。ウインチ式設備のワイヤー栽培で、全て手摘みで収穫しています。