イチジク出荷終盤へ 1㌔当たり800円の高値で取引

 当JAいわき統括センター管内でイチジクの出荷が終盤を迎えています。  当JAいわきいちじく部会の2023年度出荷数量は21㌧、販売金額は1370万円となりました。2024年度は同部会員18人が330㌃で、約20㌧の出荷を目指しています。  同センター管内では、転作の一環で、1990年ごろから出荷用の栽培が始まりました。イチジクは3年で収穫を始めることができ、日当たりを好む植物で、日照時間の長い同管内で栽培に適していることと、果実が軽く女性や高齢の方でも比較的作業しやすいことから選定されました。  主な品種は「桝井ドーフィン」で、果肉が柔らかく優しい甘みが特徴です。栽培が始まった当初は「北限の桝井ドーフィン」とも呼ばれていました。  今年は高温の影響で出荷が早まりました。8月中旬の台風接近による強風の影響で果実に傷がつき、一時単価が下がりましたが、10月4日時点では、1㌔当たり800円の高値で取引されています。出荷は11月上旬まで続く予定です。  担当職員は「ラストスパートをかけ、最後まで安全安心なイチジクを出荷したい」と話しました。