さつまいも産地化目指して

 3月10日、田村市のたむら地区本部会議室で「さつまいも栽培指導会」を開催しました。  今回の指導会では、育苗からほ場の準備など、5月上旬までの期間での栽培管理法の指導を目的とし、遊休農地解消と生産者の所得向上を目指していきます。  同JAでは、株あたりの着生いも数が多く、形状が長紡錘形で揃いが良い「べにはるか」の栽培を推奨。育苗管理においては、温度管理が重要であり、地温計を設置して徹底した温度管理が求められることなど、栽培における様々なポイントを指導しました。  田村市では震災前盛んに葉タバコが栽培されていたが、震災の影響で作付け制限がなされ耕作放棄地が増加した。  同市では、本年秋にさつまいもの貯蔵施設の建設をすすめており、市の補助事業や同JAの助成事業を活用して生産面積を拡大を推奨し、耕作放棄地の解消や生産者の所得向上などを見込み、基幹品目としての確立を目指します。  同JAの担当職員は「当JAとしても初めての取り組みとなるが、関係機関の協力を得ながら、産地化を目指していきたい」と話しました。