一つ一つ丁寧に手摘みでホップ収穫

 当JAたむら地区管内の田村市大越町で8月2日よりホップの収穫が始まりました。  今年の作付面積は90㌃。収穫したホップは、同市都路町の醸造所ホップジャパンがクラフトビールの醸造に使用します。  「ホップジャパン新田ファーム」代表の新田浩氏は、5年前に田村市のモデル栽培でホップを導入して以来、現在30㌃の圃場で6品種のホップをウインチ式設備のワイヤー栽培しており、高所に登ることもなく省力化できて、収穫した花も軽く負担が少ないため、従業員4人で全て手摘み収穫を行っています。  また、同地区では標高650㍍で栽培しており、昼夜の寒暖差により病害虫の影響が少なく慣行栽培の半分の防除で栽培しています。  今年度の出荷時期は例年より5日遅く、8月20日頃まで収穫予定です。5月上旬の凍霜害の影響で平年より2割減の収穫量で、毬花(まりばな)の大きさはやや小ぶりですが、香りや苦みのもととなる成分は良好です。収穫日に都路町の醸造所ホップジャパンへ納品され、1ヵ月を掛け醸造し、9月にはクラフトビールとして発売する計画です。