生産者の労働力軽減とブランド力強化に向けて いわき長ネギ選果調製施設新築工事安全祈願祭

 JA福島さくらは7月17日、いわき市のいわき長ネギ選果調製施設の新築工事に係る安全祈願祭を行いました。当JA役職員やいわき市職員、当JAいわきねぎ部会、施工業者など関係者ら41人が工事の安全を祈願しました。  いわき地区管内は秋冬ネギが国の指定産地に登録され、現在113人の生産者が栽培面積17・6㌶を栽培していますが、平均年齢が74歳と高齢化し、耕作面積が減少しているのが課題となっています。このような状況を踏まえ、長ネギ生産に必要な労働時間の61.8%を占めている選別・調整作業をJAで引き受け、生産者の労働力軽減といわきねぎのブランド力強化を目指すことを目的に、「園芸ギガ団地構想」に伴う同施設が新設されることになりました。完成は2025年3月の予定で、産地生産基盤パワーアップ事業を活用します。  祈願祭は、立鉾鹿島神社の佐藤大和宮司を斎主に神事が行われ、当JAの志賀組合長がくわ入れ、出席代表者が玉串をささげました。  志賀組合長は「同施設で生産から出荷に至るまで一貫した取り組みを行い、生産者の営農継続・後継者育成などの支援やブランド強化を図っていく」とあいさつしました。