湖南町トマト最盛期

 JA福島さくら郡山地区管内の郡山市湖南町で特産夏秋トマトが8月のお盆を境に出荷最盛期を迎え、赤く色づいた果実を選果場作業員が選別、箱詰め作業に追われています。  同町の湖南夏秋とまと生産部会は、2019年に福島県GAP(FGAP)を取得しており、基準に沿った安全・安心で高品質なトマト生産に取り組んでいます。  同部会では19人の生産者が7月中旬から収穫作業を行い、当JA湖南東総合支店敷地内のトマト選果場には連日、各生産者から計約5tが持ち込まれ、主に関東方面に流通します。  今年度は、300t、1億2000万円の出荷を目指します。  標高500mの湖南地区は夏の間の昼夜の寒暖の差が激しく、ハウス内では昼は40℃以上、夜は20℃を下回る日もあります。夜温が低いと日中光合成により生産された糖の消費が抑えられ、甘く味が濃いトマトになります。  そのため、湖南のトマトは県内だけでなく関東でも人気を集めています。  出荷は10月下旬まで続きます。

選果作業に追われる作業員

仕分けをする作業員