台風13号 いわきで猛威振るう

 いわき市では、県内で初めてとなる線状降水帯が発生するなど台風13号による9月8日夜からの大雨の影響で、河川が氾濫するなどし、床上浸水や土砂災害など大きな被害を受けました。  同市錦町で約60㌃のハウスでトマトの土耕栽培を行う農事組合法人菊田の郷助川農園では、8月末から9月にかけて定植したばかりのトマトのハウスが内水被害により浸水したため排水作業に追われています。  同法人代表の助川成光さんは「現在は圃場に入った水を排水し、表土を乾かし、新しい根が張るか様子を見ていく。苗が定着しても病気になる恐れもあるため油断できない」と話しました。  当JAでは、同月9日から災害対策本部を設置し、被害状況の調査を行っており、同月11日、当JA志賀組合長は助川農園と同市のあかい菜園を訪問し、被害状況を確認しました。当JA管内の被害状況は、11日時点で、同市でトマト210㌃、水稲約700㌃、いちじく約20㌃が確認されました。  また当JAの山田営農経済センターと育苗関連施設も床上浸水の被害がありました。

助川農園の被害状況を確認する志賀組合長(右)

あかい菜園の被害状況を確認する志賀組合長(左)