梨の授粉作業始まる

 いわき市の当JA小川営農経済センター管内で、梨の授粉作業が4月4日から始まりました。  当JAいわき梨部会員の草野富夫さんは、同市の40㌃の園地で7種類の梨を栽培しており、現在「涼豊」の授粉作業をしています。昨年より1週間遅い開花となっています。  授粉作業には、ハウスで加温し早期開花させた花の花粉を使用。授粉直前に増量剤の石松子(せきしょうし)を混合し、梵天(ぼんてん)で1輪ずつ丁寧に付けます。晴天で気温13度以上の日を選び、1週間で終わらせる予定です。  草野さんは「例年9割近くの花粉を購入していたため、中国産花粉の輸入停止を受け、花粉を採取する作業が増え苦労している。園地の花粉が確保できるか心配だが、頑張りたい」と話しました。  当JAでは、管内で生産している梨をベトナムへ輸出しており、今年度で7度目の輸出を計画しています。