復興のシンボル クリムゾンクローバー昨年より10日早く見頃迎える

 当JAふたば地区葛尾支店管内で酪農を営む佐久間牧場敷地内に植えられたクリムゾンクローバーが、例年より10日早い見頃を迎えています。  同牧場を含む葛尾村では、東日本大震災後、放射能汚染による土壌の除染作業で、表層から10センチ程度土をはがした影響で、豊富な養分を含む表土がなくなり痩せた土地になりつつありました。  そこで、緑肥用として使われることもあるクリムゾンクローバーの花の色が、村旗にも使われているエンジ色と似ていることと、近隣の観光植物の見頃と時期が被らず、観光客の誘致にも都合が良いことから、葛尾村の復興のシンボルとして植えられました。  同牧場を営む佐久間哲次代表は「来年の秋には、同牧場の敷地内に同牧場でとれた生乳100%使用したアイスクリームやチーズなどの販売店をオープンさせる予定で観光の名所にしていきたい」と話しました。  同牧場での見頃は5月20日頃まで。同村のクリムゾンクローバーの圃場は、同村復興交流館「あぜりあ」にて詳しい場所を示した地図が配布されています。

見頃を迎えたクリムゾンクローバーを見つめる佐久間代表