いわき市の当JAいわき統括センターで11月28日、いわき農林事務所主催の「いわき地方園芸施設災害防止研修会」が行われ、関係部会の生産者やJA職員、県などの関係機関から約20人が参加しました。 研修会では、国立研究開発法人・食品産業技術総合研究機構上級研究員の森山英樹氏が、「農業用ハウスの気象災害発生メカニズムと農家ができる対策」と題して講演しました。 その後、被災した農作物の応急処置技術や、園芸施設共済、収入保険について説明がなされ、参加者らはメモを取りながら真剣に話を聞いていました。 同地方は、冬季温暖な気候条件を生かした施設園芸が盛んである一方、近年、突風や大雨など気象災害が多発しており、園芸用施設の被害発生が懸念されています。今回の研修会は、施設の被害を最小限に抑えるため、災害発生のしくみや生産者ができる補強技術、災害発生時の対応技術、事前準備などの習得を目的に実施されました。