梨の収量確保へ丁寧な作業続く

 JA福島さくらいわき地区小川営農経済センター管内で梨の摘果作業が始まりました。  今年は、2月以降気温が高かった影響で開花が例年より3日早まりました。  4月13日からは受粉作業が始まりましたが、梨の受粉に向けて、同地区では開葯所を開設し、授粉用の花粉を取り出す開葯作業が行われ、生産者が開花直前の花を持ち込み授粉用の花粉を採取しました。  いわき市上平窪地区で60㌃の面積で7種類の梨を栽培している生産者の草野富夫さん(74)は「今年の生育は順調。消毒も適正に実施し、今年も収量は期待している。梨は、手を掛ければ掛けるだけ良いものが出来る。毎日様子を見ながら丁寧に育てていきたい」と話しました。    当JAいわき地区梨部会では、現在63人で約2600㌃の作付けを行っており、2021年度は約1100万円の販売高がありました。また、当JAいわき地区の梨選果場では、昨年FGAP(ふくしま県GAP)の認証を受け、選別出荷に関しても、高品質な梨を国内外へ出荷しています。

摘果作業を行う草野さん(福島県いわき市で)