いわき市と福島大学食農学類は8月7日、連携推進事業の一環としてはじめて、同市農業の課題解決に向けたワークショップを同市役所で開催し、同大学の学生26人と生産者、当JA、加工業者、小売業者約30人が参加しました。 ワークショップでは、「市場向け以外のナシ、トマトの有効な利活用方法」「飲食店との連携など、地元農作物等の地域内流通の有効性と課題」「JAが提唱しているギガ団地構想(ネギ)の戦略分析」の3テーマについて意見交換を行いました。 「JAが提唱しているギガ団地構想(ネギ)の戦略分析」では、2度のフィールドワークを実施し、ギガ団地構想予定地を見学しました。ワークショップでは、同市内の生産者や当JAいわき統括センター営農課、㈱平果、㈱マルト商事青果部の役職員が同席し、生産と流通の2方面から、学生らと意見を交わしました。 同大学農学類長の荒井聡教授は「若い世代の柔軟な考えで課題に取り組み、地域農業への貢献につなげてほしい」と話しました。