双葉町で12年ぶり喜びの開催

 当JAふたば地区女性部双葉支部は1月7日、双葉町での開催は東日本大震災以来初めてとなる双葉ダルマ市で、部員らが一つ一つ絵付けした双葉ダルマを販売しました。  同町では、昨年8月に特定復興再生拠点区域の避難指示が解除されて以降1,000人を超える来場者が訪れるイベントは初めてです。双葉ダルマ市は江戸時代から受け継がれる町の伝統行事で、震災後も伝統を絶やさぬよう町民有志で、避難先のいわき市で継続されてきました。  同女性部員が昨年10月下旬より絵付けを行ったダルマは色ごとに意味があり、赤色は家内安全、黄色は金運など様々です。訪れた来場者らは、復興や1年の多幸などを願って双葉ダルマを買い求めました。  石田恵美同支部長は「ようやく本来の場所で開催することができてうれしい。これからも伝統のダルマの絵付けやダルマ市を続けていき、次世代へ継承していきたい」と笑顔で話しました。  また、同日行われた巨大ダルマ引きでは新成人も参加し、体長約3メートル、重さ約600キロの巨大ダルマを南北に分かれて綱を引き、豊年満作を願う北に軍配が上がりました。

ダルマ販売をする女性部員

色とりどりのダルマ

巨大ダルマ引き