干し芋加工が最盛期 暖冬で品質維持に苦労

 郡山市西田町のきのこ総合センター㈱では、冬の味覚である干し芋の加工作業が最盛期を迎えました。  同センターは同町にある当JA子会社の㈱JA郡山市農業受委託の水稲育苗ハウスを借りて、昨年11月から水稲育苗が始まる3月上旬までサツマイモの加工を行いました。  通常は7日から8日間天日干ししますが、暖冬の影響で日中の気温が高く、早く乾燥することから、固くならないよう小まめに管理し約4日間の天日干しで作業を完了させています。  同センターの佐藤尊政社長は「暖冬の影響で今年は例年以上に品質維持に苦労している。品質を維持して消費者においしいと思ってもらえる商品を作っていきたい」と話しました。  また、同センターでは、2015年から耕作放棄地を活用してサツマイモ栽培に取り組んでいる当JA子会社で生産したサツマイモの加工も行っています。今年度は2.3㌧が加工され、加工した干し芋は当JA管内の農産物直売所などで「開拓ほしいも」などとして販売され、毎年すぐに売り切れてしまうほどの人気商品となっています。

芋の出来栄えを確認する佐藤社長