規格外農産物をカット野菜に、干し芋・焼き芋を瞬時冷凍 田村市農産物振興施設工事の安全を祈願

 当JAたむら統括センター管内の田村市船引町で9月30日、新たな農産物振興施設の建設安全祈願祭を行いました。規格外農産物などをカット野菜に加工したり、干し芋・焼き芋を瞬時冷凍できる機械、ソバの製粉機などを設置し、付加価値の高い商品を開発する場として活用されます。  同施設は、鉄骨造で延床面積約697㎡。㈱南東北クボタが施工し、契約金額は7億3920万円。施設は2025年8月下旬に完成予定です。  建設予定地の隣には、当JAが運営している同市サツマイモ貯蔵施設が既設されています。同貯蔵施設は「被災地域農業復興総合支援事業」再生加速化交付金を基に同市が2021年に建設しました。今回建設される農産物振興施設も当JAが運営を行う予定です。  祈願祭では、田村市、田村市議会、㈱南東北クボタ、当JAなどの関係者23人が出席しました。祈願祭では白石高司田村市長、当JAの神山布久統括部長ら関係者が玉串を捧げるなどしました。  白石市長は「この施設が農業の新たな拠点として愛され、ここで作られたものが将来、田村市の特産品として人々の手に届くことを願う」とあいさつしました。