田村市のエゴマ油 GI認証受け内堀県知事へ報告

 田村市エゴマ振興協議会で地理的表示(GI)保護制度に申請していた「たむらのエゴマ油」が1月31日に登録されたことを受け、2月17日、協議会員が福島県庁を訪れ内堀雅雄県知事に登録報告を行いました。  田村市では、昔からエゴマの生産が盛んに行われており、餅や和え物として古くから地域に親しまれてきました。今回認証を受けた「たむらのエゴマ油」は同市で栽培された在来種のエゴマを使用し、収穫後の選別、適正な貯蔵、品質管理など、生産者が長年培ってきた技術が財産として認められました。「たむらのエゴマ油」は生搾りと焙煎の2種類あります。  同協議会では現在40人の生産者で約270㌃の耕作面積でエゴマ栽培を行い、約1200本(180㌘)のエゴマ油を製油しました。  内堀県知事は「皆さんが大切に育ててきたことが評価されたと思います。とても風味がよく料理を引き立ててくれる油だと感じたので、県でも応援していきたい」と話しました。  同協議会の根本君江会長は「承認により市の知名度向上にもつながったと思う。今後も市を代表する農産物として盛り上げていきたい」と話しました。

内堀県知事と協議会の会員

内堀県知事にエゴマ油を手渡す根本会長

GI認証された田村市のエゴマ油と伊達市のあんぽ柿

報告する協議会員