新嘗祭に献上 献穀米抜穂式

 宮中行事の新嘗祭に献上される献穀米の抜穂式が10月5日、当JA郡山統括センター管内の郡山市安積町の遠藤昭夫さんのほ場で開かれました。  同市からの献穀は44年ぶり。今回は、福島県オリジナル品種の「福、笑い」をはじめて献納します。  遠藤さんは、当JAでASAKAMAI887生産部会会長として、郡山産最高級米「ASAKAMAI887」を栽培するほか、「福、笑い」の試験栽培を担当し、2021年に当JA「福、笑い」栽培研究会会長に就任しています。  式には、品川萬里郡山市長、郡山市議会議員、県、市、当JA役職員、郡山女子大学附属高等学校の生徒ら約35人が出席し、たわわに実った稲を丁寧に刈り取りました。  遠藤さんは「関係機関の協力もあり順調に生育し、無事にこの日を迎えることができた。今後も地域農業の発展を手伝っていきたい」とあいさつし、志賀組合長は「44年ぶりに同市で献穀が決まり、JAとしても大変名誉なこと。献納される際には、この地域の思いも合わせて届けてきてもらいたい」とあいさつしました。

献納される稲を刈り取る遠藤さん

挨拶する遠藤さん

挨拶する品川市長

挨拶する志賀組合長