復興加速へ 子会社で農業経営開始

 当JAの子会社㈱JAアグリサポートふたばは6月1日、従業員9人で、会社設立後初となる田植えを双葉郡浪江町立野地区のほ場で行いました。  同社は、2021年8月に設立され、今年5月27日に行われた第7回総代会において、同地区の復興と営農再開の加速に向けて被災地における地域農業振興を図るため、農業経営事業を開始することが承認されました。  今年度は、同地区内3㌶のほ場へ「天のつぶ」を植えました。作付けを行うほ場は、農地のマッチング作業と地権者との特定農作業受託によるもので、今後2年間で10倍となる30㌶まで耕作面積を増やす計画です。そのほか、長ネギやブロッコリーの作付けも行っていきます。  同町では、2017年3月より一部避難指示が解除され、2018年からは水田の試験栽培が行われてきました。また、昨年にはカントリーエレベーターも整備され、営農再開が進んできています。  同社の大和田耕一代表取締役社長は「今回の田植えが農業経営事業の第一歩となる。これをきっかけに地域全体の営農再生と復興へつなげたい」と話しました。

田植えを行う社員