楢葉町産タラの芽初お目見え

 4月23日、ふたば地区管内でタラの芽栽培に取り組む北田復興組合で、出荷に向けた生育状況確認や出荷予定の確認を行ないました。  同組合は6人で、双葉郡の元来の姿への復興を目標に掲げ、2013年に設立し田んぼの保全管理に力を注いできたが、復興への足掛かりになればとの思いで、今年からタラの芽栽培に取り組みました。  同郡内では、川内村でも栽培を行っているが、気候が違い温暖な楢葉町では震災後初めての栽培でJA福島さくらの営農担当職員や、双葉普及所とともに試行錯誤しながら栽培に取り組みました。  作付け面積は13アールで栽培しているのは、「新駒」という品種で、発育が良いのが特徴。将来的には、1.5ヘクタールまで耕作面積を増やしていく計画です。  山内康一組合長(66)は、「今回の試みを楢葉町や、双葉郡全体の復興へのきっかけ、起爆剤としたい。今後、タラの芽の圃場を拡大し、ふたばブランドを確立し、復興の力添えをしていきたい。またこれからは町内での販路も増やしていき地産地消に力を入れたい」と話しました。  28日からは、市場を通じて楢葉町産のタラの芽が並ぶ予定です。